不眠の定義は、健全な睡眠が障害された状態のことです。
真の不眠:実際に覚醒して、不眠を訴える場合
偽の不眠:実際には睡眠しているのに、不眠を訴える場合
神経症性睡眠に多い
分類:早期覚醒、入眠障害、熟眠障害(浅眠)、途中覚醒
生理的原因:環境の変化・騒音・寒さ・暑さなどによる精神緊張、コーヒーやお茶の飲み過ぎなど
大脳皮質の興奮が賦活系を刺激する
病的原因:器質的疾患による疼痛や不快感によるもの
禁断症状の一症状;アルコール、習慣性薬物(麻薬、睡眠薬など)
心理的及び精神的:精神的不安、うつ状態(早朝覚醒)、神経症(入眠障害)、精神病
睡眠は脳が休息するために大切な時間です。身体の疲れは横になり休息を取ることだけでもある程度回復することが可能で、睡眠時間全体の5分の1程度が身体の回復のために使われていると言われています。
脳の場合は、知的活動を行う大脳が起きている限り休息することはできません。そのため人は睡眠を取らないと脳の働きが鈍くなり、判断力や理解力が低下し、日常生活に大きな影響が出てきます。従って脳の休息のために睡眠が必要となるわけです。睡眠の質が慢性的に低下すると高血圧、糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病のリスクが上がります。
また脳が深い眠りに入ることにより成長ホルモンが分泌され、皮膚・筋肉・骨などを成長させ、また筋肉や内臓などの修復が行われます。この働きは成長期である子供にとって特に重要な意味を持っています。
睡眠不足が続くと集中力や記憶力の低下、イライラするなどの症状が現れますが、この症状は大人よりも子供の方が顕著に現れることが分かっています。子供の場合は成長にも大きな影響が出ます。今問題となっている、キレやすい子供の増加にもこのことが関係しているようです。昔から『寝る子は育つ』というように、子供は特に睡眠は大切です。
リバランスでは、全体性及び健全性を考慮したアプローチを行います。

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